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 改組 新 第 7 回 日展「授賞作品」

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書 
「授賞作品」
公益社団法人 日展



改組 新 第 7 回日展

日展会員賞
(5名)


改組 新 第7回 日展 '2020 「会員賞の授賞作品」です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

日展会員賞 日本画 《早 春》
池内 璋美 会員
・73歳


 沼地の水辺の木に佇む二羽のフクロウが描かれています。
鳥の繊細な性格まで描写され澄みきった豊かな自然が表現され、
作者の独自性が伝わってくる秀作となっています。

池内 璋美《早 春》


小川 満章《窓辺にて》

日展会員賞 洋画 《窓辺にて》
小川 満章 会員
・50歳


 写真的、映像的表現が横行する中、油彩画の伝統的明暗表現を用いて、
逆光の人間を中心にした部屋の空気感を柔らかい筆さばきで表現した。
情感溢れる作品である。
闇の黒色は人間の悲哀とも言える。
魅力的作品である。



日展会員賞 彫刻 《やすらぎ》
櫻井 真理 会員
・57歳

 氏の作る彫刻は具体的な何かを形容するものでは無く、
自然の摂理と自らの造形観・理念を源に構築され形づくられている。
本作品は三角形の安定した構成とモデリングが量感表現を引き立て、
像の隅々にまで細やかな神経がいき届き魅力的な秀作となっている。

櫻井 真理《やすらぎ》


待田 和宏《撓屈 「瀝V」》

日展会員賞 工芸美術 [磁] 《撓屈 「瀝V」》
待田 和宏 会員
・68歳


「瀝」一滴のしずくからはじまる水の流れが、
岩肌を「撓屈」即ち撓(たわ)めて曲げた細線を作り、
やがて美しい沢水となる光景を表現している。
磁器は難しい陶芸素材だが、轆轤の一本挽きでデフォルメした器形をつくり、
白磁から青白磁へと変化するグラデーションは透明ガラス釉の積層で表現しており、
高度な技術的挑戦の跡が見られる。
「自然と人工の美」が調和したところに生まれる陶芸美を遺憾なく発揮した作品で、
会員賞に相応しい作品として推薦された。



日展会員賞 書 《ゆく春》
木村 通子
 会員・審査員・56歳


 珍しく細字仮名を縦に多行をもって表現。
繊細な筆致、張りのある線で熟達した技量を発揮する。
仮名のもつ優雅な世界を演出した秀作。
とくに縦に一貫する行のつくり方は独特の味わいである。

木村 通子《ゆく春》

・作品受賞理由の批評は日展評です。
(陳列総点数3,018)




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